人に対してでも、自分に対してでも、同じです。
今の時代だからこそ、「厳しさ」が重要。
「厳しさ」がなくなったから、今の体たらくな若者が増えた。
「厳しい」スタンスと「優しい」スタンス、両方の使い分けが大切。
いろんな考え方があります。
それぞれ、正しいと思います。
確かに、「厳しい」ことを言ってくれる人はだんだん減っています。
なので、「厳しい」人は、貴重ですし、大事にする必要があります。
でも、その「厳しさ」が通用するのには「条件」があります。
それは・・・
相手のことを本当に思って「厳しく」する。
そして、相手もその人を心から信頼して、その「厳しさ」を受け止めている。
です。
自分の感情の赴くままに、「厳しく」するのは、
伝わりにくくなります。
また、愛を持って、心からその人のためを思って「厳しく」しても、
肝心の相手が、厳しく伝えている、その人を信用していなかったり、
聞く耳を持っていなかったら、伝わるものも伝わりません。
なので、「厳しさ」が通用する間柄って、本当に限られます。
もし、その人のことを本当に信用していたとしても、
やはり人間は弱いものです。
ちょっとした「言い方」で傷もつくし、「誤解」も生まれるし、
信用できなくなったりもします。
相手を否定する。っていうのは、「本能」に逆らうことですから。
なので、やっぱり・・
時代の流れを見ても、「優しさ」だけでいいのだと思っています。
「厳しい」ことを伝えたとしても、それだけでは終わらずに、
最後には「優しさ」をたっぷり伝えて終わる。
こういったことも大事だったりします。
世の中が・・社会が・・もうすでに「厳しい」時代になっています。
「本当の優しさ」や「思いやり」が少なくなっている今。
「優しさ」が本当に全ての人にとって必要なんだな。と、
毎日、カウンセリングの現場にいて実感しています。
今は、自分に厳しい人が多いです。
すぐに、「自分責め」をしちゃっています。
だから、「自分責め」をしちゃうから、その延長で、
「他人責め」をしちゃう人も少なくありません。
もう自分を責めなくていいんです。
甘すぎるくらい、甘くていいんです。
そんな甘っちょろい考えは、社会には通用しない・・
って言われても気にせず、甘くていい。
「優しさ」がとにかく必要です。
本当に切実に必要です。
社会や世の中が、甘くて甘くてとろけそうなら、
厳しさもあっていいと思いますが、
社会自体が「厳しい」わけですから、
周りの人たちくらいは、お互いに「優しく」してみませんか?
自分にも「優しく」他人にも「優しく」
そんなふうな人が増えていけば、
もう少し「生きやすい」世の中になるのだと確信します。
「優しさ」だけでいい。
これくらい振り切ってもいい。
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